運営理念
-
愛着形成が底辺にあります。
信頼関係と愛着関係は違います。学校の先生は信頼関係を重んじます。「さくら南与野」はあくまでも愛着関係を重視します。たとえば学校の担任は1年から2年、長くても3年ぐらいで替わっていきます。「さくら南与野」の先生はお子さまが中学校、高校までをも見続けます。おそらく、ご家族の次に緊密な関係になっていきます。いざというとき、ご家族の代わりに「さくら南与野」を頼っていただける関係が真の愛着関係ではないかと思います。たとえば、困ったことがあったとき、「お母さん!」「お父さん!」「『さくら』の○○先生!」って思い起こしてもらえる関係性、それが「愛着」です。週当たりたくさん通っていいただいて、長ーいお付き合いができてこそ、愛着形成も育っていくものです。愛着ができてこそ、真の教育、真の療育が成り立ちます。土台は愛着関係です。
-
「自己肯定感」が根幹。
愛着関係という関係性は必然的に「自己肯定感」を育てていきます。自分が守られている存在、自分が価値ある存在であることを認識することで生きる意欲が出てきます。いつも叱られている環境、いつも外されている環境が彼らを叩きのめしています。ほかの子と一緒のことができないことで、知らず知らずのうちに孤立感が増します。生きる技術を学ぶ「療育」の大前提として、「自己肯定感」の育成が必須となります。逆に言えば、「自己肯定感」のないところに療育も教育も成り立ちません。
-
「教育福祉」という新しい分野。
「グレーゾーン」のお子さまのための学校代わりになる放課後等デイサービスです。単なる学習塾の代わりではありません。単なる預かり保育でもありません。児童福祉に欠かせないことは、「学校」との関係性です。生活の基盤である「学校」と連携することで、包括的な療育・教育サービスがそれぞれに提供されるわけです。ですから「さくら」では、個に応じて学校と密接に連携していきます。担任の知らないお子さまと「さくら南与野」では見せない学校の姿、学校とのカンファレンス(情報交換・ケア会議)を小まめに行い、お子さまの全体像をつかんでいきます。そのうえで「大人になったとき、こんなことができていないとヤバイよねー。」という個人の基本療育は当然のこと、社会の中で生きるひとりの社会人としてのキャリア教育や進学指導までをも行います。
-
第2の家庭、第2の学校!
「グレーゾーン」のお子さまだからこそ、家庭だけでは判断がつかないことが増えてきます。「どこまで学校の授業についていければいいのか?」「この単元を習得しないとどんどん遅れていってしまうのではないか?」などなどどんどん追い詰められていきます。お子さまのペースで勉強が嫌いにならないように学習を進めていきます。そのうえで、お子さまの絶対的に安心できる環境と職員を提供していきます。それによって、第2の学校の役割と第2の家庭の役割を一緒に担います。
-
大原則:子どもに学ぶ!
一人ひとりのお子さまの特性によって、学び方から遊び方まで全く違います。既成の教育観や価値観では太刀打ちできないのがお子さまの特性です。まずはお子さまに学びます。学ぶ時間をください。お子さまの家族関係から学校との関係まで包括的に学んでからいよいよお子さまへの支援、指導が分かってきます。とにかく、私たちの先生は「お子さま」です。
-
就労支援!進学支援!
「さくら南与野」を卒園したあとどうするか?「さくら」では就労支援や進学支援の道をご提示します。